プロのウラワザこっそり教えます DIYで綺麗に仕上げるポイント |
下地編仕上がりを綺麗に見せるには、もちろん上塗りの艶も大事ですが、プロに言わせると「下地がちゃんと 決まっていないとどんなに良い材料を使って綺麗に仕上げても、良く見えないんだよなー」これが、 大多数のプロの意見です。(まあ、中には気にしない人もいますが)ですから、下地だからと言って 手を抜かずに、根気よくやりましょう。まずは、直す場所によって変わってきますので、自分の作業 する個所にあわせてご覧ください。外板ボディーパネル(鉄板のところ)・ 樹脂部品(バンパー、 サイドミラー、ガーニッシュなど、PP又はウレタン部品)・FRP部品(社外のエアロバンパー、スポイラーなど) |
point1:修理する個所の見極め まず、どこをどう直すか作業に取り掛かる前に頭の中で考えましょう。出来れば手間をかけずに 直すのが一番です ですから、
point2:外板パネルの傷、凹み point1でどの部類に入るか確認したら、早速作業に入りますが、1、4、以外のものが対象になります。 まず、へこみの場合ある程度凹みを直さなくてはいけないので、簡単に凹みを出せる「デントールブロック」
point3:全ての部品に対するパテを付ける前処理 パテを付ける前に塗膜をはがします。全ての部品に共通していますが色をはがす際にはキワがなだらかに
point4:パテを選ぶ 部材にあったパテを選びます。バンパーなどの樹脂部品はPPなどにも密着が良く、柔軟性のある「バンパーパテ」
パテ一覧 ファイバーパテ、カーボンパテ → 板金パテ → 中間パテ → ポリパテ → ラッカーパテ(出来るだけ使わない方が いいが使う場合はサフェーサの上) 硬い、厚盛り、スアナあり
上記をみて自分の作業にあったパテを選んでください
point5:パテを練る パテの主剤を固いダンボールや鉄板の上などに使う量だけヘラで取ります。そこに硬化剤を混ぜますが、配合は ここで、直ぐ混ぜ合わせないで付ける部分の近くまで行き、どんなふうに付けるか頭の中で良く考えます。まとまっ
point6:パテを付ける 最初は平らに付けると言うより、良く密着させる為しごきながら付けてください。全体にしごき付け出来たら形を
point7:パテの乾燥 ヒーターなどがある人は、指触乾燥後に強制乾燥させてください。塗った直後にあぶるとパテがもろくなったり
point8:パテの研磨 最初は荒いペーパーで削っても良いのですがパテも周りにペーパー目が飛び出さぬようガムテープを張ったり 板金パテは60番~180番位のペーパーを段階的に使い傷を浅くしていきます。ポリパテは120番~240番
水研ぎはあとでトラブルの原因になりますので、パテはなるべく空研ぎしましょう
point9:サフェーサの準備 サフェーサを塗る前にやることは、パテの研ぎかすを綺麗にエアーブローしてシリコンオフで油分を取り除きます。 他の部分に飛ばないように、テープと紙を使いマスキングします。テープはマスキング用テープを使用しますが、 ここで使うサフェーサの種類ですが「2液ウレタンサフェーサ」か「1液ラッカーサフェーサ」「バンパー用サフェーサ」 これは硬化剤が入るタイプで、肉痩せがなく、厚付けが出来るためペーパー目が出にくく仕上がりが良いです 塗り方は一度に厚塗りしないで数回に分けます。一度塗るたびに少しずつ時間を置きながら塗らないと流れ それを3~4回繰り返したらサフェーサまでの工程が終わりです 良く乾燥させてから見るとペーパー目やスアナがあることがありますので、その時は上記で紹介したラッカーパテ
ここまでが綺麗に出来ていると、色を上手に塗り終わった時にすばらしい仕上がりになることでしょう
また、気が付いたことを追加して記載します 疑問があれば問い合わせください
体の安全、健康を守る為に必ずマスク、手袋、メガネ等を着用し、 自分の体は自分で守りましょう
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